この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アダルトx
第20章 対決
 あの日、車を停めた同じ場所に車を停めた。
 外に出て回りを眺める。何も変わらない、山村の風景だ。3人は坂道を上り、廃校跡地を目指した。

 坂道を上がりきると広場が見えた。金網に囲まれたグランドが広がっている。

 金網はところどころ倒れたり破れたりしていて、3人は簡単に敷地に入った。事故があったすぐ後に見た景色では天井が落ち、瓦礫が散乱していたが、今は全て取り除かれていた。床下の気配も感じなかった。

「ここなのか?」桜井が聞いた。

「ああ。だけど跡地も何もないな」
 東川が答えた。

「あそこに誰かいるぞ」

 ユージーンが目を向けている先、そこは何もないグラウンドだが、黒ずくめの男の姿があった。
 陰気にじっと東川たちを見ていた。

「あれがグリムリーパーなのか。えらい陰気臭い地味な男だな」
 桜井がつぶやいた。

「あの暗さがその証拠じゃないか。あいつだよ。今井久子が言ってた通り、我々が来るのを待ってたのに違いない」
 東川が答えた。

 黒衣の男はゆっくりと近づいてくる。

/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ