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第21章 黒衣の男
 俺の入った大学は、特に物理研究に秀でたところじゃなかった。国立でも私立でも、関西じゅう探してもうちの学校ほど、研究費の少ないところなどなかった。

 そんな大学の学生だった俺は、少しばかり物理が好きで、仲間が集まってアインシュタイン研究会てのを作ったんだ。

 仲間に一人、天才小僧がいてね、仲好って言うんだが、仲好君が真空爆弾てのを造った。爆弾といっても大音響で回りのものを吹き飛ばす、そんなものじゃないんだ。
 ある一定のレベルの質量を持ったものだけ、それだけを吹き飛ばすことができる。それが何だっていうと、素材が限定されてる分、吹き飛ぶスピードが桁違いに早いってことだ。

 ただ、その話しは理論上だけのものだった。そんなものを造るには莫大な金がかかるし、何しろうちの大学は研究費なんて予算すらない。

 俺はまあ、実現可能な夢の話しとして、とあるSNSで真空爆弾を話題にした。仲好君をマッドドクターとして紹介し、俺は俺で何を吹き飛ばしたらいいかのアイデアを述べた。
 時空を飛び回るのに最適な素材はレンガで、万が一、過去に運ばれたとしても、レンガなら過去は変わらない、そんなことさ。

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