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恋人はスーパースター
第10章 恋人はス―パ―スタ―
あの波乱に充ちた婚約披露パ―ティ―以来、一夏は、学校を休み、謂わば引きこもり状態に陥っていた。
柚葉が心配して何度も一夏の家に足を運んだが、無駄だった。
「ごめんなさいね、一夏、誰とも会いたくないって…」
「…そうですか。また来ます!!」
こうして、仕方なくトボトボと帰るはめになる。
(これも、みんな隼人のせいだ!!!あんな誤解させるような重大発表するから!!!)
"N"は、あれからMMEからITSUKIプロに移行し、更なる発展を遂げている。
忙しくて、一夏に会う時間がないのは、分かる!!
だけど、この放置プレイは、いい加減、腹がたつ!!!!
あのとき柚葉が父親に頼んで、一建設との婚約を破棄してなかったら、隼人は、どうしてたんだろうか?
(ああ、考えれば考えるだけ、頭に来る!!)
柚葉の怒りは、限界値に達していた。
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