この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋人はスーパースター
第3章 イジメなんかに負けない気持ち。
一夏は、歯をくいしばり、上を向いた。
「Oho Yes!!!」
元気が出るおまじない。
「Oho Yes 隼人!!!!Oho yes 樹!!!!Wow !!!」
"N"の掛け声を、思いきり叫んだ。
しかし、現実的には、手首を縛られ、服をビリビリに破られ、下着が丸見えである。
この姿では、外には出られない。
初夏の生暖かい空気が余計に、一夏を不安にさせる。
「柚…柚…助けて」
一夏は、ひとり、途方に暮れるしかなかった。
.