この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
はなむぐり
第4章 誘う香り



この先も、私は逃げ続ける。

「姪だから、好きに決まってる」

そう答えると、蜜樹は私の両手を振り払って鞄を抱えた。

「蜜樹!」

すぐに玄関を身体で塞ぎ、鞄で胸を殴られても譲らなかった。

「離して!おじさんといると苦しくなる!」

「蜜樹の好きはすぐになくなる。他の人をきっと好きになる。おじさんは蜜樹の親戚だ」

「じゃあ触らないで!優しくしないで!期待させるような目で見つめないで!」

形が崩れた鞄は落ち、蜜樹は両手で顔を覆って座り込んだ。

「結婚も…子どももいらない。ずっとおじさんが好き。でも迷惑になるから他の男の子に目を向けたけどダメ…お父さんみたいに急にいなくなっちゃうなら、私は後悔しない恋愛がしたい。好きでいるぐらい許して…」



/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ