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申し訳ないですが、Mです。
第2章 2回目
「いいわねーシトちゃん可愛いわよぉ」

ルキアさんが褒めてくれる。

最初、僕は自分の女装姿に自信が持てなかった。

だけど、ルキアさんに服を選んでもらって、メイクをしてもらう内に、少しずつ、自分の中に女性がいることに気づいてきた。

彼女は、一人の女性でありながら、僕の中に閉じ込められていたのだ。

僕は彼女のことが愛しくてたまらなかった。

僕は彼女であり、彼女は僕だった。

いつしか、それは混同して、いや、そもそもの正しい状態に戻って、ワタシになっていった。

そう、ワタシはようやく開放された。

カシャ!

ルキアさんが写真を撮る。

ワタシはポーズを変え、ルキアさんの求めに応じる。

ーもっと、ワタシを見て。

長い間、外に現れることのできなかった本来のワタシは、とても積極的で、自分でも驚くほどに、生き生きしていたのだった。
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