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官能小説を描いてみたい人の参考書になりたい
第3章 唇
☆:*・∵.:*・☆
 眠っている夫の横で
☆:*・∵.:*・☆
 
  深夜、奈々葉はドレッサーの前に座っていた。夫の信也はもう寝息を立てている。

 自分の唇を見る。

 つるんと厚ぼったい唇。奈々葉は自分の唇を指でたどる。

 自分の顔をじっくり見るなんて結婚して以来なかったような気がした。

 唇と肩に里井の温もりが残っているような気がした。

 ――たしかに、私、ときめいてた。里井部長に……。

 耳たぶに熱を帯びる。ピンク色に染まった色白の頬が鏡に映っている。

「まさか、私……」

と、自分を否定する。
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