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官能小説を描いてみたい人の参考書になりたい
第5章 女性器
☆:*・∵.:*・☆
 触られてる感触
☆:*・∵.:*・☆
 
 「ああ……安倍さん……んっ……」
 
 安倍の唇が夕子の頬に短く落ち、それは彼女の唇に重なった。
 
 その唇は夕子の喉、鎖骨、脇腹へと滑り、やがて下腹にキスが落ちた。再び、安倍の舌が喉、鎖骨……へと滑る。色を塗り替えられるようにゆっくりじっくりと……。
 
 安倍の指が夕子の柔らかな窪みを叩くように押す。
 
 クチっという貼り付くような粘り気のある音。それは徐々にニチャという粘りのある音に変わり、大きくなる。
 
 自動的に腰が捩れる。生温い唾液の跡に体温が奪われてゆくのが分かる。
 
「立花さん……」
 
 再び安倍の唇が夕子の唇に重なった。舌先が夕子の口腔で踊る。夕子の舌先と戯れる。
 
 安倍のその指は夕子の両足の間を探っていた。
 
 二人の唾液が夕子の口腔が満ちる。それは口角から溢れ出し、喉元に溢れる。
 
「いっぱい濡れてきました。立花さんのここ……」
 
 夕子を探る安倍の指がモゴモゴと動いた。
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