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第6章 うなじ
☆:*・∵.:*・☆
 感触
☆:*・∵.:*・☆
 
 初めての感覚だった。うなじにある生え際の髪がゆらゆらと靡《なび》いてむず痒かった。唇の柔らかい感触が首筋にあった。それは生え際に沿うように左右に動いた。
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