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第22章 ハンカチの君

圭子が合宿の日に悠馬と別れたと聞いて清一郎は飛び跳ねる勢いで喜んだ。
表情には出さずに安心したと伝えた。

しかし、悠馬が簡単に別れるとは思えなかった。
恐らく悠馬の中では別れると言うお仕置きを圭子にしているのだと思った。

悠馬の動向を探りながら圭子とどう付き合うか考えていると、ちょうど圭子から連絡が来たので自宅に招いた。

悠馬にマイと言う女がヘルスで働いていることをバラしたこと。
清一郎と一緒にヘルスの中にいる写真を悠馬が持っていたこと。
別れるなら今まで圭子にかかったお金を返すこと。
返せないから、悠馬の知り合いに体を売らなければならないことを圭子は震えながらポツポツと話した。

これはチャンスだと思った。
まずは圭子にヘルスの仕事を辞めるようにアドバイスをした。
圭子はあっさりと仕事を辞めた。
これで清一郎は圭子の客ではなくなった。

お金は払うことを提案したが、頑なに拒否られた。
その時に美玲と言う名の女にも卑猥な写真を撮られていることを聞いた。

だから、悠馬から圭子を買ってその場で犯すことに決めた。
美玲にもお金を渡して脅し返せばいい。
もし悠馬と美玲がその提案を呑まなければ、圭子をこの家から出さなければいい。
今日から圭子は清一郎と2人で永遠に暮らすから、写真なんてどうでもいいのだ。
圭子が写真を気にしてるから、なるべく消してあげたいが。

「あっ、はぁ。んっ！」
「どうしたの？」
「んあ、清一郎さん、何だか、体が熱くて！」
清一郎は心配そうに圭子のお腹にそっと指を触れた。

「ひやあああ！」
それだけで圭子は絶頂を感じてあっけなく達した。
お茶に混ぜておいた媚薬がやっと効いてきたのが分かった。

「な、何？」
「薬が効いてきたみたいだね。」
「薬？」
「お茶に混ぜといたんだ。媚薬をね。」
「媚薬？何で？…あっ。」
媚薬の効き具合を触りながら確かめた。

「んっはぁ…やぁ〜。」
ネットで購入したものだったが、想像よりもよく効いているようだった。