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ハンカチの君
第7章 バイト先の友人
薄暗い雰囲気の個室で、圭子は生ビールをぐびぐび飲んだ。
圭子の前に座っている金髪の目が小さな女性は、ヘルスで仲良くなったマイちゃんだった。

「レイちゃんは、最近大学は忙しくないの?」
「うん、単位もだいぶ取れたから、無理のない範囲で通えてる。」
「そっか、レイちゃんは頑張り屋さんだもんね。」
圭子は、マイに本名や通っている大学こそ伝えていなかったものの、大学に通うためにヘルスで働いていること、彼氏と別れたいことは伝えていた。

「彼氏とは最近どう?別れられた?」
「まだ〜。でも、アパートの管理人と浮気してるの。しかもプレイ中に私を呼び出して分からないように見せつけるという鬼畜!
あ〜ぁ、早く別れてくれないかな。」
「あら、それはすごいわね。」
マイは楽しそうにクスクスと笑ったので、圭子も笑い話のネタになったからいいかという気がしてきた。

マイのことは最初は、つけまつげバッチリの、金髪ヘアで、いかにもギャルという見た目に怖いなと思っていた。
しかし、話してみると気さくで、マイも大学の学費を払うために働いていると聞いて、仲間意識が芽生えて打ち解けた。

あまり時間がないのでご飯に行くのはこれが初めてだったが、思いのほか楽しい時間を過ごせて、圭子は嬉しかった。
大学では結局友人は一人も出来なかったし、悠馬に振り回されてばかりの生活だったので、友人とご飯に行くなど高校生の頃以来で圭子はいつもより飲みすぎた。
トイレにこもって嘔吐したが、それでも今日来て良かったと感じた。

ヘルスで働くことに最初は抵抗があったが、友人も出来たし、良かったなと思い始めていた。
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