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ハンカチの君
第9章 一日奴隷
圭子は悠馬の車に乗って、アパートに着いた。

エントランスに入ると土日以外は大抵美智子がいて、挨拶をしてくる。
しかし、今日は見たこともない50代くらいの男性が管理人室にいた。
圭子と悠馬を見ると、挨拶もせずに手に持っていた新聞に顔を向けた。

悠馬は男性の方を見ることもなく、エントランスに入ってエレベーターに乗った。
圭子が美智子を最後に見た時、悠馬とセックスしていたはずなので、気になって聞いてみた。

「美智子さん、今日はお休みかな?風邪でも引いたのかな?」
圭子は悠馬を見たが、悠馬は圭子の方に顔を向けなかったので、その表情は分からなかった。
「…あいつは辞めた。」
「辞めた!?何で急に?」
「…知らね〜。」
悠馬は睨みつけるように圭子を見た。

その視線だけで、圭子は悠馬が怒っているのが分かった。
何があったのかは分からないが、悠馬と美智子は上手くいかなくなったのだろう。

美智子が仕事を辞めたところから推測すると、圭子に見られる羞恥プレイで我に返ったのではないか。
悠馬から逃げるように消えたのではないかと思った。

美智子の旦那に悠馬との関係がバレた可能性もあるが、何となく美智子自身がもう辞めどきだと思った可能性の方が高いと思った。

美智子は悠馬より一回り以上年上ではあったが、大人の色気があった。
年の割には綺麗で、胸も大きく旦那もいるという背徳感もあって、悠馬はかなり美智子を気に入っているようだった。

それが急に逃げるようにいなくなり、恐らく連絡も取れなくなったのだろう。
美智子で発散していた分の性欲が溜まっていることを考えると、悠馬から逃げ出したい気持ちになった。

しかし、悠馬は逃してくれるわけもなかった。
エレベーターが5階に止まると、圭子は悠馬に手首を掴まれて足早に悠馬の家の玄関に入れられた。
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