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飼い殺しの犬
第1章 飼い殺しの犬

不安になれば、柚希が死んだ布団で先輩とまぐわった。
拒否なんてしない。
寧ろ自ら足を開いた。


僕のせいで………柚希が死んだ。

その柚希を、埋めた。


一時的でもいい。
罪悪感から、逃れたかった。


先輩には僕が
僕には先輩が……

狂った世界だけれど、お互いが必要だった──



「……柚希ぃ………はぁ、はぁ……凄ぇ、締まって……気持ちいい、ぜ……」

先輩の反り上がったペニスが、僕のアナルに捩じ込まれ、奥までガンガンに突いてくる。

「せん、ぱ……ぃい……、ぅあ、ぁぁあっ!」

腸壁が激しく擦られる度に、内側から湧き上がるゾクゾクとした快感。
……脳内が、白一色に染まって溶ける。


夏場の蒸し暑い部屋。
混ざり合う、先輩と僕の汗。
肌の当たる音。
粘膜が交じる、淫靡な音。

ゆさゆさと揺らされながら瞼を柔く持ち上げれば、恍惚とした顔が僕を覗き込んでいた。

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