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飼い殺しの犬
第1章 飼い殺しの犬
「……先輩、ゃめ……」
「いいだろ」
逃げようとすれば、その場に捩じ伏せられ、両手をついて四つん這いにされる。
尾てい骨から尻の割れ目を先輩の指がなぞり、襞を執拗に刺激してきた。
ザーッ
浴槽に突っ込まれたシャワーヘッド。
そこから聞こえる、激しい流水音。
狂ってる。
……いや、多分……最初から。
何かが先輩をレイプ魔に変えた。
その闇は成長し、人を傷つけ殺人の主犯格にまで成り上がった。
……そして今、先輩の精神はぷつりと切れ、また別の何かに変わりつつある。
アナルに、指より太い先輩の凶器が当てられた。
「……あ″ぁああぁぁあ″──っ!」
それは多分、僕も……だ。