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第38章 乾杯

「○実さんの焼き加減、絶妙ですねー」

「そんな、ステーキですし、ご用意していただいた元のお肉が高級なのですよ。どなたが焼いても変わらないでしょー」

「いえいえ、変わりますよー。愛情を感じます」

「えー、そんな持ち上げないで下さいよー」

「あ、水だけじゃ物足りないですしね。今晩は少しお酒でもいかがですか？」

「私、あまり飲めないですよ……」