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NAKED
第38章 乾杯
「開祖が遺してくれたもので、ビンテージのワインがありまして、私はあまり詳しくありませんが、当たり年とかいうので、悪酔いしないものが貯蔵してあると聞いてます」
「そんな大切なワインは、勿体なくって」
「いやー、たくさんあり過ぎまして、飲むタイミングも限られますし、まあ今日はそういう機会なのですよ」
「じゃあ、少しだけ飲ませて下さい」
男はレストラン奥のキッチンへ行き、ワインセラーからフルボトルを取り出すと、グラス、オープナーとともに抱えて戻ったきた。