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huge dick
第1章 自己紹介
とあるBARの裏口を潜る……
昼の世界とは違う何とも言えない香りが漂う。
「恭弥……」
「お疲れっす……」
サロンを巻いて髪をセットする……
「恭弥……今日どうすんの?」
「あ〜カウンターいいっすか?」
「久々じゃん……もう入んねぇのかと思ってたわ」
「ハハ……だいぶ懲りましたわ」
「まだ続けんの?」
「いや……そろそろ潮時っすね……俺も来月25なんで…」
「25か…ちゃんと彼女作れ……」
「うぃっす……」
そんなのは俺が1番分かってる……
情けねぇとも思ってる……
片思いを拗らせて10年……
このBARに来るのもあと数回…
それで終了だ……
「お前が辞めたら女の客減るな〜」
「ですね……」
「こら……」
そう言って笑う満さんは俺の恩人だ。
「普通に客として来ますよ…」
「例の彼女……連れてこいよ」
「……」
「他の女にフラフラしてねぇでハッキリさせろ」
「……そっすよね……」
「他の女にするみたいに饒舌に誘えないもんかね……」
「また失ったら立ち直れない……すっかりトラウマですよ」
「そんなもんかね?」
「雁字搦めに拗らせ中なんで……」
「本人がややこしくしてるだけだろ?」
「まぁ……もしかしたらそうかもしれないですね……」
「出勤すんの、あと何回だっけ?」
「ん〜あと4回っすかね?…」
月に2人のペースで女性と体を重ねる生活が2年続いていた……
最初はそれこそ手当り次第に客に声をかけてはセックスをしていた……
あいつを忘れるため……そして溜まりに溜まった性欲の捌け口として…
しかし、女共が勝手に揉め始め……
付き合うつもりなんか更々無いのに、1度抱けば次を求められ…続けて抱けば彼女気取り……
最後はひどい男だと罵られ……
何度この頬を打たれたことか……
そんな修羅場に辟易し始めたものの性欲は溜まる……
そしてルールを作り俺が抱く女を厳選するというシステムを確立したのだ。
もちろん勝手な事は分かっている
だから限界を感じてきたんだ……
あと4人……
俺の勝手なケジメ!
「恭弥……看板付けるぞ……」
「はい……」
俺の夜が始まる……
昼の世界とは違う何とも言えない香りが漂う。
「恭弥……」
「お疲れっす……」
サロンを巻いて髪をセットする……
「恭弥……今日どうすんの?」
「あ〜カウンターいいっすか?」
「久々じゃん……もう入んねぇのかと思ってたわ」
「ハハ……だいぶ懲りましたわ」
「まだ続けんの?」
「いや……そろそろ潮時っすね……俺も来月25なんで…」
「25か…ちゃんと彼女作れ……」
「うぃっす……」
そんなのは俺が1番分かってる……
情けねぇとも思ってる……
片思いを拗らせて10年……
このBARに来るのもあと数回…
それで終了だ……
「お前が辞めたら女の客減るな〜」
「ですね……」
「こら……」
そう言って笑う満さんは俺の恩人だ。
「普通に客として来ますよ…」
「例の彼女……連れてこいよ」
「……」
「他の女にフラフラしてねぇでハッキリさせろ」
「……そっすよね……」
「他の女にするみたいに饒舌に誘えないもんかね……」
「また失ったら立ち直れない……すっかりトラウマですよ」
「そんなもんかね?」
「雁字搦めに拗らせ中なんで……」
「本人がややこしくしてるだけだろ?」
「まぁ……もしかしたらそうかもしれないですね……」
「出勤すんの、あと何回だっけ?」
「ん〜あと4回っすかね?…」
月に2人のペースで女性と体を重ねる生活が2年続いていた……
最初はそれこそ手当り次第に客に声をかけてはセックスをしていた……
あいつを忘れるため……そして溜まりに溜まった性欲の捌け口として…
しかし、女共が勝手に揉め始め……
付き合うつもりなんか更々無いのに、1度抱けば次を求められ…続けて抱けば彼女気取り……
最後はひどい男だと罵られ……
何度この頬を打たれたことか……
そんな修羅場に辟易し始めたものの性欲は溜まる……
そしてルールを作り俺が抱く女を厳選するというシステムを確立したのだ。
もちろん勝手な事は分かっている
だから限界を感じてきたんだ……
あと4人……
俺の勝手なケジメ!
「恭弥……看板付けるぞ……」
「はい……」
俺の夜が始まる……