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第4章 紗季───サキ────
「出てくだろ……一緒に居れるわけねぇだろ」
「……うん」
「それで?彼氏はその後出来た訳?」

しばらく俯いていた紗季は、ゆっくり頭を横に振る……

「えっ……?1人も?」

コクんと頷く紗季……

「他の男とセックスは?」
「するわけないでしょ……」

神様……ニヤケが止まりません……

「紗季……」
俺はその華奢な体を引き寄せ抱きしめる……
もう我慢しなくていいよな?

「紗季……好きだよ……」

驚いた顔で俺を見上げた瞳にはみるみる涙が盛り上がる……

「恭弥……わたし……私もずっと好きだった……」

零れた涙を舐め取り、唇をそっと塞ぐ……

随分遠回りしたな……俺たち……

舌を割入れ、歯列をなぞりながら奥まで舌を絡ませあう……

俺だけの乳房をこれでもかと鷲掴み、揉みしだく……

銀の糸を弛ませ離された唇……
まだ互いの息遣いは荒いまま見つめ合えば、何だか付き合い始めのように照れてしまう……


「俺たち、ちゃんと付き合おう……紗季」
「うん……」


「好きだ……」
「私も好き……」

やっと言えた言葉……
伝える事ができる幸せ……


「紗季……ほんとに他の男としてないの?」
「……してない……」
「なんか変な間があったぞ?」
「何度か告白とかはされて……付き合ってみようとは思ったの」

まぁ……こんだけ可愛いし、スタイルもいいし……
あれから付き合った男がいない方が不思議なくらいだしな……
高校までは俺がこいつに張り付いて目を光らせてたから、告白すらさせる前に握りつぶしてたしな……

「で…?付き合ったの?」
「でも好きになれなくて……体も……」

体…触らせたわけ?

「触られるの……なんか無理で……」

ホッ……としたりして……

「握らされた事もあったけど……」

握った…って?寿司…じゃねぇよな……チンポ?他のやつの?

「お前……フェラとかしたの?」
「セックス無理なら舐めてって言われて……」

まぁそいつの気持ちは分かる…

「舐めただけ?」
「うん……でも恭弥のしか知らなかったから……私……」
「他の男のチンポはどうだったよ…」
「なんか……小さくて…勃ってるのに……」

そいつに同情するわ…お前のは普通だ…多分な…

「もう他の男のチンポなんか見るなよ」

コクん……と頷く

「もうさ……お前は俺のチンポじゃないと満足出来ない体なの」
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