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育児ママたちのひと夏のタ・イ・ケ・ン(ウフフッ)
第1章 しほこ(32歳)~やさしく奪って
アタシはそんな中でダンナとお見合いをしました。

それは、アタシが29の時でありました。

職場で親切にしてくださっている人の紹介で、取引先の農機具メーカーの工場長の男性(アタシのダンナ)と道後温泉街にある椿館(ホテル)のカフェテリアでお見合いをしました。

お見合いは1日で成立して、さっそくお付き合いを始めました。

デートは、昼休みの時にダンナの職場の近くにある海辺の公園でお昼のお弁当を食べながらお話をする程度でありました。

ダンナと出会って30日目に、ダンナから話があるとアタシに言うたので、双海(ふたみ)にある無人駅まで行きました。

二人で海をながめながらのんびりと過ごしていた時でありました。

駅のプラットホームに伊予灘ものがたり(観光列車)が着いたので、ダンナはアタシにプロポーズしようと決めていました。

ダンナは、伊予灘ものがたりで結婚披露宴をあげているのをみて、アタシに『夫婦のケンタイキを乗り越えることができたら、挙式披露宴をあげようか。』と伝えていました。

ダンナからのプロポーズを聞いたアタシは、ダンナはアタシのことを大切にしてくれると思いましたので、結婚をショウダクしました。

そして、二人は市役所に婚姻届を出して入籍をしました。

婚姻届を出した日の翌日は、アタシの30歳の誕生日でありました。

婚姻届を出した日の深夜11時55分頃に、ダンナとアタシはドキドキしながら午前0時が来るのを待っていました。

そしてアタシの30歳の誕生日がやって来た午前0時にアタシはダンナとファーストキスをしました。

アタシとダンナは、入籍をしてから休日ごとにデートをして、デートした日の夕暮れ時にダンナとキスをしていました。
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