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第4章 レクチャー

　サインの出し方は繊細で、ここが第一のチェックポイントとなる。

たとえば肩や背中を治療する場合、指を開きぎみにして指先が脇の下、出来れば乳房の根元あたりに触れるようにしてみる。
つまり反応を見るわけだ。
そこで嫌な表情をしたり、露骨に体を捻って触らせまいとするようであれば、それ以上は止めたほうがいい。
そのまま平気に触らせつづけるとか、気持ち良さそうな表情であれば、更に先に進む。
　
　首などは舌で舐め上げるような感触を、指で再現してマッサージする。

　腰も軽く尻に触れてみる。
指を大きくひろげ偶然に当った感じにして。そして最後は仰向けにして足の付け根のマッサージの時、軽くアソコの部分に触れてみる。
　客の反応が悪くなければ、何度も何度も軽く焦らすように触れる。　大抵は鼻息が荒くなって、よがり声を出しているか、腰をくねらせ身悶えているかのどちらかだ。