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第6章 実地レクチャー

　「つい今まで腰の治療をしていたのに、いきなり指で尻の割れ目を撫でられるとびっくりするよ。
それがサインと思うかもしれないが、サインの出し方も露骨過ぎるのは良くないね。
客が、今のは偶然かな？
にしてはちょこちょこ当るなぁ、もしかして故意的？
ぐらいな感じがちょうどいいかな。
だから強引に不自然な体勢から乳頭部やアソコを触れにいく必要は無い。
むしろ客側が、もう１回アソコに触れないかな、ぐらいに焦らす方がいいね。
ちょっと間をおき再びサインを出すと分りやすい反応があると思うよ。
それと少し気になったんだけどサインの時、基本マッサージの段階では指を立てない事。
指を立てると、かなり故意的と受け取られるからね。
あくまでも偶然に摩ってしまいました、という感じを崩さない方が、特に初来院の客には安心感があると思うよ」