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第3章 39歳の別れ

｢たける…しほこ…あと数時間で…30代が終わっちゃうの…だから…30代の最後に…30代の最後に…｣

アタシは、30代の最後にたけると結ばれたいと伝えようとしていました。

しかし、あとにつづく言葉が出てこなかったので、気持ちがとまどっていました。

たけるは、店内に人がいないことを確認した後、アタシにがばっと抱きついて行きました。

｢しほこ…｣

たけるは、アタシをギュッと抱きしめたあと、アタシのくちびるを激しいキスで押さえつけていました。

くっ…

苦しい…

苦しい…

たけるは、いつもよりも激しい力でくちびるを押さえつけていたので、アタシは抵抗することができないままたけるに支配されてしまいました。