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第3章 39歳の別れ

アタシとたけるは、マクドを出たあと国道沿いの歩道を歩いて南下して、国道沿いにあるラブホへ行きました。

時は夜９時頃のことでありました。

ところ変わりまして、ラブホの部屋の中にて…

アタシは、シャワーを浴び終えて白のバスタオルを身体に巻き付けた姿でベッドの上に座って、スマホのジーメールを開いて、お見合い相手の人にメッセージを送っていました。

（お見合い相手）さん…

ごめんなさい…

アタシ…

（お見合い相手）さんと結婚…

保留にしてほしいの…

理由はただひとつ…

考える時間がほしいの…

40前の結婚は…

世間体を感じるから…

他にも、理由があるけど…

今は、お話しすることができません…

（お見合い相手）さん…

アタシよりも、他にいいお相手さんがいると想うから…

アタシのことは…

あきらめて…

アタシがお見合い相手の人のジーメールに別れのメールを送った時でありました。

たけるが腰にバスタオルを巻いた状態で、アタシのもとへやって来ました。

｢しほこ…｣

たけるは、アタシをギュッと力を込めて抱きしめたあと、アタシの髪の毛をクシャクシャにしながら激しいキスをしました。