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英語教師、今井陽子
第6章 優等生 大友和雄
「ち、ちが…」(違う)
陽子は否定しようしたが、口に物を詰め込まれ、はっきり言えない。それどころか、智之に後ろ向きに腰を抱えられ、「いいケツだな!」とパン、パンとお尻を叩かれてしまった。
「い、いた…」(痛い)
陽子は赤くなったお尻を手で庇おうとしたが、手錠で手首と足首を繋がれているから、それは叶わない。
「ぼ、暴力はダメだよ、智之」
怖くなった和雄は智之を止めようとしたが、逆に「バカ野郎!」と怒鳴られ、何も言えなくなってしまった。
「これはな、暴力じゃない。〝お仕置き〟っていうんだ。ほれ、もう一度!」
智之はパン、パン、パンと続け様にお尻を叩いた。陽子の目からボロボロと涙が零れ、お尻は真っ赤になっていた。
「万引き女に〝お仕置き〟だ!」
パン、パン!
「止めたいなら、お前も裸になれ!」
パン!、パン!、パン!
「い、い…」(痛い)
口に物を入れられ、泣き声も出せずに涎を垂らす陽子を見て、気が動転していた和雄はズボンを脱ごうとして、それが足に絡まり、浴室のタイルに転がってしまった。
「ははは、何をやってんだ」
「女とやらしてやる」とラブホテルに呼び出されただけでも、頭がおかしくなるのに、来てみたら、憧れの陽子先生は全裸、おまけに「万引き女」と罵られている。
和雄は理性だけじゃない、全ての感覚がめちゃめちゃに壊れてしまった。