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第11章 二夜の過ち

「ンンンッ！」
「……挿ったね」
「アァン　聖さんのが……」
「そう。奏多の中は僕の形になっているよ。これだけでも気持ちがいい」
「私も……いい……」

圧迫するくらい凄いのに、なぜこんなに気持ちがいいのだろう？　隙間なく収まった聖さんのモノが、時々ビクッと動くのすら分かるというのに……私まで聖さんに流されているの？
分からない、私自身が分からない。

「……動くよ奏多」
「動いて……」

私に確執を取ってから、聖さんのモノが動き出す。
引き抜かれるだけでも、膣内の全てを持っていかれそうなほど擦れ合い、私は思わずシーツを握りしめ、襲う快感に耐える。

「ア"アァンッッ！
やぁあぁー、凄いっっ！！」
「奏多……くっ……そんなに締められると……」
「むりっ、抑えられないのぉぉぉ！」

引き抜くのも、突き挿れられるのも衝撃が大きすぎて、私では制御出来ない！
内臓まで持っていかれそうな感覚と、子宮の奥深くまで走る快楽の痺れ。そのピストンの繰り返しが私を狂わせる、何度も小さくイッているのに、聖さんのモノを締め付け離さない私。

「アンッ！　アッ　アッ　ハァァン！」
「奏多……奏多……。
君だけは僕をしっかり受け入れてくれる。深く僕のモノを含んで快楽に染まり、僕で感じてくれる奏多が愛しい」
「ヒァッッ！　聖……さん……あぁ凄い、こんな……私……ハァァァッ！」

ずっと探して見つけられた場所も、奥の感じる場所も、一度に責められ、私は身をほふり過ぎる快感を享受する。聖さんの責めを受け入れているの。