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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第28章 あとがき
予定よりかなり長くなってしまいました。
社長息子は受付嬢を恋慕う(仮)は如何だったでしょうか?
少しズレた主人公奏多。
これで良いのか朝陽。
美味しい所を独り占め巽。
あれはどうしたのの聖。
巽と聖を合わせたような社長。
そして、かなりの悪役になってしまった三科。
実は登場キャラは、本当にこれしか居ません。凄くコンパクトに纏めました。そのせいで、一人一人にしっかりと目が行ったとは思います。
この話は、エピローグから作り始めたんです。最後に奏多が朝陽に飛び付くシーン、これが一番始めに頭に浮かび、後付けのようにキャラを決めていった。こんな書き方も珍しいとは思います。とにかくエピローグが書きたい、この一心だけで約二ヶ月書き続けたくらい、エピローグが一番重要だった。だって『(仮)』ですから。
最後までお読み頂いた読み手様には分かると思いますが、奏多の選択は巽や聖のように見えて、実は朝陽だった。だからこその『(仮)』なんです。思いっきりのネタバレですねこれは。
出だしはモブかな? を匂わせていた朝陽ですが、進むにつれて一番重要は場所を持って行く、こんな王道も『アリ』かなと思い、最後まで辿り着く事が出来ました。
勿論、巽と聖も重要なキャラです。奏多を成長させるにあたり、兄弟揃って貢献してくれましたし、中盤はこの二人なくして語れません。最終的に巽を選びましたが、聖も捨てがたかったとは思います。今時で言うところのスパダリでしたか? それに当て嵌めるとすれば聖だった、それは実感しますね。
聖も良い男です。最後には自身清算の為になんて事をやらかしましたが、それ以降は本当に奏多には触れない人生を送ると思いますし、新しい女性を見つけて幸せになって欲しい。少しだけの書き手の我が儘ですが……。
奏多&巽&朝陽は、ずっとこのまま、なんでしょうね。末長くお幸せに、朝陽も含めて、そんな心です。
今回も、栞、拍手、エモを沢山ありがとうございます。二ヶ月弱という短い間でしたが、書いていて楽しかったです!
次は連載中の何れかで、お目にかかると思います。
お読み下さった皆様に感謝を込めて。
2019.11.13
彩華鞠