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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第24章 最後の……過ち
狙ったように深く穿たれ、一度激しくイッている私の体は、意図も簡単に絶頂に弾けるのを止められない!
「アッアッアアッ! 聖さんっ! イクッッ、ハァッアッアアーー!!」
「ンッアァッ、奏多ッッ!」
ビクンビクンと体全体がうち震え、襲う絶頂に陶酔していれば、聖さんのモノが更に大きくなり爆ぜる感覚が伝わって来た。子宮に叩きつけるような長い射精。私がイキきってもなお、聖さんの射精は留まることなく続いていた。
流石に過ぎたせいか、行為後の私は全く動けず。その間、聖さんが私の横で腕枕をしてくれながら、心配そうに私の顔を覗いているの。
「もう暫くすれば大丈夫だよ聖さん?」
「それでもね。始めに過ぎたのは僕だから」
「始めに? 挿入してからは?」
「しっかりと意識を保っていたよ。あんなに快楽に囚われながら、夢中に貪らなかったのは初めてだった。これも奏多のお陰。最後に普通に出来たこと、それを嬉しく思うよ」
「そう、よかった。聖さんも少し変わったのかな?」
「そうだといいね。トラウマに悩まない女性との付き合いはしてみたいと思う」
「私もそれでいいと思う」
「気づかせてくれたのが奏多で、僕は幸せだったよ。後は……巽に任せる、幸せに……奏多」
「……うん……」
聖さんとの最後は、切なく辛く、そして聖さんらしい優しいものだった。多分ずっと思い出に残るくらい、幸せな一夜だったね。今までありがとう聖さん。そしてこれからも見守っていて下さい。