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彼の世界は官能で出来ている。
第9章 好きとか嫌いとか

「ファンタジー君が百々ちゃんとデートするって言うから…かな?」


「は?…あ――――…原因は俺ですか?」



肩を落とす嘉良くんに慌てて否定に入る!



「違う!違うの!なんか意地悪な事を言うから!売り言葉に買い言葉ってヤツで…私が酷いことを言ったの……それなのに、謝れないまま…」


「もしかして――――…瑛斗と連絡取れてない…とか?」



マスターが、私の顔を見て「やれやれ」と呆れたように笑った。



「とりあえず…佐久間さんに連絡してみます。気になるので」


私はスマホを取り出し朝の件どうなったのか連絡した。



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