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彼の世界は官能で出来ている。
第10章 濡れる話のその後に…
「///ちょっ…抱き締めてただけですよね?」
「俺はず――――っと興奮ぎみだった。百々子が俺の書いた官能小説を読んでいると思うだけで…その流れる視線や…時々動く唇、声に出したいセリフや…喘ぎ声を飲み込むその喉…
百々子の全てが…たまらなくなる妖艶で…淫らだった」
――――み、淫ら!?
ただ読んでいただけの姿に欲情するとは…とんだ変態野郎だが…
その、整った顔で真面目にまっすく私を見て言うのは…
反則である!!