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第12章 別世界の壁

「今は、百々子とのあの日を思うと――――…溢れる官能の文字で幸せなんだ！今ならどんな物語も甘美な官能の文字へと変換できる！

あぁ～百々子…会いたい――――あって俺の全てを官能に染め上げてほしい！」




――――おい！？あの日は…///そ、そりゃぁ凄く素敵な経験だったけど！？



「で、でも――――…監禁されるってよっぽどじゃ…」



「そうなんだよ――――…酷いだろ？俺は満足の行く官能が書けれはそれでいいんだが…佐久間さんも他のスタッフもそれじゃぁ困るらしく…佐久間さんは俺の頭から官能を取り除くのに躍起になってる…」


――――そりゃぁ…そうだろぅ…




「と、とりあえず…瑛斗がちゃんと書ければ…会えるんだし、私もその傑作とやらが読めるんだから…

早く仕事を終わらせたら？」



私は官能に満足している瑛斗を思いだしやれやれと、肩から力が抜けた。



「///ほ、本当に？仕事を終えたら真っ先に百々子に会いに行くから！――――それまで…浮気とかするなよ？」



「それは、こっちのセリフだ！毎日のように接待されてるんでしょ？！鼻の下伸ばしてるって嘉良くんが言ってたよ！」


「は？アイツは何をバカな事を言っているんだ？俺が百々子以外の女に勃起するとでも！そりゃぁ、昔は求められて立たせてはきたが！今は、百々子以外に勃起するなどありえん！」



「///わっ、分かったわよ！“勃起、勃起”言うな！」