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彼の世界は官能で出来ている。
第14章 娘VS孫

「“サブレ”…ここ一週間お休みだ――――…知り合いの喫茶店に珈琲のレクチャーに行ってるって…」
――――え?そうなの?知らなかった!
「百々子も最近行ってなかったんだろ?店長が心配してたぞ…」
そう言えば、なんか…ゴタゴタしてて忘れてた。携帯も…電源切ってたし…
「それに、あのバカラットのせいで…あの女にストーカーされてたんだ!マジで俺は腹がたってるんだよ!だからアイツとは、話したくい!」
――――子供か!
しかし!なんと、あのバカ女こと美央さんは嘉良くんの紹介だと言う!
出版社に父のコネで入り込んだ美央さんは、あの手この手で瑛斗に近づこうと企み――――…仲のいい嘉良くんにたどり着き、取り入り……色々と画策したって訳かな?
「よくは知らんが――――…嘉良から紹介され挨拶して…それから、あれよあれよと…あの交際報道だ…愕然とした」

