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彼の世界は官能で出来ている。
第4章 歯痒い才能
あれから…
末広 八――――こと、平井 瑛斗の事が気になり…
バイトの後輩、北沢君が言っていた彼の小説【ビショップ】を本屋で購入し読んでみた。
「――――ほ、本当に…これ書いたの…瑛斗さん?」
本格的なミステリー小説だった…
何度も使い古された王道のミステリーと言えばそうだが…宗教絡みの斬新なトリックや犯人の狂喜、残虐さは読んでいてゾクッときた!
それに、なんと言っても主人公がいい味を出していた!
アクションシーンも魅力的だったが、会話にユーモアがあったりして読んでいて飽きなかった。
ハードハガーの読みごたえ十分な作品だったが、あっという間に読んでいた!
「これ…面白かった…」
不覚にも、読み終えた時の私の感想は…素直なもんだった。