パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 恋するカナリア

「…お前は綺麗だな…」
吐息混じりに賞賛しながら、ゆっくりと身体を重ねる。
…愛おしい男の身体の重み…。
鋼鉄のように硬く熱い身体…。
両手で貌を掴まれ、再び唇を貪られる。
「…んんっ…」
分厚い舌が瑠璃子の薄いそれを執拗に奪い絡めて吸い尽くす。
吐息を奪い合うような口づけ…。
…淫らな…性交を濃く匂わせるような濃厚な口づけだ。
唇を離すと、瑠璃子を見つめたまま涼太は上半身を起こす。
荒々しくTシャツを脱ぎ捨てる。
…目を奪うばかりの逞しいブロンズ色の美しい筋肉に覆われたその肉体が現れた…。
涼太はそのままデニムを腰から滑り落とし躊躇いなく下着ごと脱ぎ去った。

「…あ…っ…」
…瑠璃子は大きな瞳を見張り、長い睫毛を震わせた。

涼太の鞣し革のように滑らかな褐色の頑強な腰…
…その下腹部には猛々しいほどに茂る豊かな黒々とした下生え…

そして…その中央には雄々しくも凶々しいほどに鋭く長大な牡が天を仰ぎ、さながら神々しい銘刀のようにその存在を誇示していたのだ。

…男の性器を…しかも、恐ろしいほどに大きく硬質に勃ち上がった性器を初めて目の当たりにした瑠璃子はその衝撃に身を硬くし、息を止めた。