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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?
あっ!メールや!!
青山さんからメールが届いたんは
葵ちゃんが
青山さんの部屋に入ってから
30分くらい経った頃やった
まだベンチに座ってた俺は
思わず立ち上がって
そのメールを開こうとすると
ちょうどその時
葵ちゃんが玄関から出てくるのが見えた
そぉか…
週末やし
まだ店が忙しいんやろな…
せやのに
心配して青山さんに会いに来たとか
ほんま申し訳ない
と、心の中で謝りながら
俺は
青山さんからのメールを開いた
『遅くにすみません。
そして
何も話を聞くことなく
帰ってしまったこと
すみません。
新飼さんのメール、読みました。
改めて
水本さんの件
きちんとお話し伺いたいと思います。
怒っていないなら
連絡ください。
勝手ばかりでごめんなさい』
葵ちゃんと
何を話したのか分からへんけど
とりあえず
俺の話を聞いてくれそうで
ひとまずホッとした俺は
すぐにメールを返信した
『こんばんは。
怒ってなんかないで。
返信してくれてありがとう。
それから
話、聞いてくれる言うてくれて
ほんま、ありがとう。
嫌な思いさせてごめんな?
俺は
いつでも話するから
青山さんの都合のええ日程教えて欲しい。
今日でも明日でも
今からでも。
ちなみに
俺は今、あの公園に居ます』
送信。