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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?
どんな返信が来るやろう…

かなかな来ない返信に気を揉みながら
ふと、青山さんのマンションを見上げると
なんと青山さんが
玄関から出てくるのが見えた

慌ててメールを確認したけど
青山さんからメールは届いて無い

すると青山さんは
5階から俺の方に視線を合わせたあと
すぐにエレベーターの方向へと
歩き出した

ここに
来てくれようとしてんのか?

そう思った俺は
もう駆け出していた

こんな遅くに
青山さん一人とか心配やし
一秒でも早く
青山さんと話がしたい

俺は急いで
青山さんのマンションまで走った

「はぁ…はぁ…青山さん…」

そして
俺が到着すると
青山さんは
ちょうどマンションの玄関から出て来たところやった

「新飼さん…」

「ごめん…はぁ…メール、読んだ。
ほんま、ごめん」

とにかく謝りたくて
何をどう話せばええんか分からんまま
俺はそう言って
頭を下げた

「そんな、新飼さん頭上げて下さい。
ここではちょっと
あの、公園に行きませんか?」

せやな
こんなとこで迷惑や
俺はすぐに頭を上げて
「うん、わかった。ごめんな」
そう言うと
俺より先に青山さんに歩くよう
促した

ほんまは手を繋ぎたかったけど
さすがにそれはでけへんし
俺が先を歩いたら
後ろが気になってしゃあないからや

青山さんは
そんな俺の考えを察したのか
小さくうなずいた後
公園まで黙って先を歩いた

その間
生きた心地はせぇへんかったけど
とにかく
あのまま終わりにならんで
話聞いてくれる気になって良かった…
あぁ、せや
水本さんの件も
なんとかせなあかん
理由はどうあれ
二人で会うのは断らんと
早う
水本さんにそう伝えんとな…

そし公園に到着すると
俺達は
静かにいつものベンチに腰をかけた

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