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さすがに無理やろ
第2章 ある意味、峰不二子

邪念ばっかりで
説明全く理解できひんかったけど
さすがに聞いてなかったと言えるわけもなく

「そ、そうですね、だいたい…」

そう返事をすると

「それではよろしくお願いします。
念のためこちらに注意事項を添付しておきますが
何かご質問ありましたら
私までご連絡いただけますか?」

と、青山さんは
小さなメモとボールペンを取り出した
おそらく
自分の内線番号を書くつもりなんやろうけど
俺は青山さんの持つボールペンに
また見入ってしまった

そのボールペンは
なんとも可愛らしい
というか…女性らしい薄いピンク色のボールペンで
少しキラキラしたものまでついていた

明らかに
青山さんの印象とは程遠い

せやからこそ
あー…こんな一面もあるんやなぁ 
と、その時俺は
青山さんの秘密を垣間見たような気分になった

「これが内線ですので」

「はい、ありがとうございます」

「では…」

「あ、青山さん」

「はい」

そのボールペン素敵ですね
と、言いかけて
俺はその言葉を飲み込んだ
言うたら
なんや…睨まれそうやったから

「いや、なんでもないです。
丁寧にありがとうございました」

「いえ、仕事ですから」

せやな
仕事やからな

終始冷静な青山さんは
そう言って俺に一礼すると
事務所から出て行き
それを見届けた俺は隣の席の同僚に話しかけた

「悪い、これ
最初っから教えてくれへん?」

「はぁ?
新飼さん何聞いてたんですかー」
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