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さすがに無理やろ
第16章 きっかけ
それから一週間後
無事出張が終わり
約束通り
俺とユリは
同棲を始めた
俺の荷物は少ないし
部屋は狭いから
とりあえずユリの部屋で生活して
それから
新しい部屋を
借りることになったんやけど…
「じゃあ、私、先に出ますね」
「ええやんか一緒で」
「それはダメです。
新飼さんは
次の電車に乗って下さいね。
じゃあ」
「あ、ユリ!
いってきますのキスくらい!
ユリ!」
あー、いってもうた…
大阪では
あんなにナチュラルやったのに
こっち帰ってきたら
また時々敬語で喋るし
相変わらず
会社の人には
付き合うてること
バレんように警戒してて
外でイチャイチャすることなんか
めったにないんや
あー…
大阪、楽しかったなぁ…
と、俺は
寂しく今日もひとりで出勤や
あ、水本さんは
毎日仕事来てるで
前ほど話しかけて来んし
ちょっと…元気なさそうやけど
まぁでも
安藤の言う通り
それは水本さんが
変わったからなんやと思う
相変わらず
水本さんとの
ワンチャンを狙う社員はおるらしく
それも
直接的な誘いをする奴も
おるらしい
そんな事があると
今の水本さんは
元気がなくなるそうなんや
「あ、新飼さん」
「おう安藤、おはようさん。
水本さんもおはよう。
そろって出勤とか
ほんま仲ええなぁ」
ええタイミングで
エレベーターに
安藤と水本さんが
乗り込んできた
「まぁ」
ニヤニヤしてる安藤を見ると
ほんま良かったなぁ
と、言いたくなる
「なんやねん朝から。
お、水本さんも
相変わらず可愛らしい服やなぁ。
あっ!
これ言うとあかんやつよな!」
「新飼さん
それより俺達のこと
仲ええとか
言った時点でアウトですから」
「せやな、あはは」
するとそこで
水本さんがクスッと笑い
俺に視線を合わせた
まるで別人やな…
赤い下着つけてた水本さんは
誰かに憑依されとったんやろうか
「あ、新飼さん」
「ん?」
「水本さんが
青山さんと話がしたいそうなんです」
「え?青山さんと?」
あー…せや
この二人は
俺とユリが付き合うてること
知ってんねん
「はい。
良かったら
そう青山さんに…」
「わかった、言うとくな。
あ、着いたで」
「あ、はい」
水本さんがユリと…?
何の話やろ…
俺は妙にそのことが
気になりながら
その日一日を過ごした
無事出張が終わり
約束通り
俺とユリは
同棲を始めた
俺の荷物は少ないし
部屋は狭いから
とりあえずユリの部屋で生活して
それから
新しい部屋を
借りることになったんやけど…
「じゃあ、私、先に出ますね」
「ええやんか一緒で」
「それはダメです。
新飼さんは
次の電車に乗って下さいね。
じゃあ」
「あ、ユリ!
いってきますのキスくらい!
ユリ!」
あー、いってもうた…
大阪では
あんなにナチュラルやったのに
こっち帰ってきたら
また時々敬語で喋るし
相変わらず
会社の人には
付き合うてること
バレんように警戒してて
外でイチャイチャすることなんか
めったにないんや
あー…
大阪、楽しかったなぁ…
と、俺は
寂しく今日もひとりで出勤や
あ、水本さんは
毎日仕事来てるで
前ほど話しかけて来んし
ちょっと…元気なさそうやけど
まぁでも
安藤の言う通り
それは水本さんが
変わったからなんやと思う
相変わらず
水本さんとの
ワンチャンを狙う社員はおるらしく
それも
直接的な誘いをする奴も
おるらしい
そんな事があると
今の水本さんは
元気がなくなるそうなんや
「あ、新飼さん」
「おう安藤、おはようさん。
水本さんもおはよう。
そろって出勤とか
ほんま仲ええなぁ」
ええタイミングで
エレベーターに
安藤と水本さんが
乗り込んできた
「まぁ」
ニヤニヤしてる安藤を見ると
ほんま良かったなぁ
と、言いたくなる
「なんやねん朝から。
お、水本さんも
相変わらず可愛らしい服やなぁ。
あっ!
これ言うとあかんやつよな!」
「新飼さん
それより俺達のこと
仲ええとか
言った時点でアウトですから」
「せやな、あはは」
するとそこで
水本さんがクスッと笑い
俺に視線を合わせた
まるで別人やな…
赤い下着つけてた水本さんは
誰かに憑依されとったんやろうか
「あ、新飼さん」
「ん?」
「水本さんが
青山さんと話がしたいそうなんです」
「え?青山さんと?」
あー…せや
この二人は
俺とユリが付き合うてること
知ってんねん
「はい。
良かったら
そう青山さんに…」
「わかった、言うとくな。
あ、着いたで」
「あ、はい」
水本さんがユリと…?
何の話やろ…
俺は妙にそのことが
気になりながら
その日一日を過ごした