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さすがに無理やろ
第16章 きっかけ
そして
その日のよる

「ただいま」

「遅かったなぁ」

「うん、ごめんね
遅くなって。
ご飯は…」

「そんなん心配せんと
早う風呂入り」

「あ…うん」

同棲はじめてわかったこと

ユリは
朝、戦闘モードで
シャキッとしてて
家におる時から
やや敬語が混じる

そして帰宅すると
かなり疲労してて
とにかくぐったり

俺のこと
気にしてはくれるんやけど
ほんまに
精神的に疲れてる感じで
可愛そうになる

そんでも
仕事が終わると
緊張が解けるのか
嘘のように敬語はなくなり
ナチュラルな
ゆるーいユリへと変身する

ユリも
そんな時間が
落ち着くみたいや

そんで
「チャージ、していい?」
これが
最近のユリの口癖

ユリは
時々そう言って
俺に抱きしめてと
おねだりをする

仕事行ってる間
会話も仕草も全て仕事用で
隙がないように
気い張って…
そりゃ、疲れるやろ

せやから
「チャージ」いうんは
ほんま言葉通りで
エロい意味はなく
ほんまに
「チャージ」
言う感じなんや

そして今もまた
風呂から上がって
髪を乾かすと
すぐに俺のそばにやって来て
ユリは俺におねだりをした

「チャージ、していい?」

「ええよ、おいで」

ふわっと
俺の胸に収まるユリを
優しく抱きしめ
俺は
ユリが「ありがと」と言うまで
髪や背中を撫でてやるのが
いつものパターン

今日は酷く疲れたのか
ユリ、なかなか
ありがとう言わへんな…

と、思うてたら
なんと
ユリの寝息が聞こえてきた

週末やから
ホッとしてんねんな…

こんな生活してたら
マジで壊れてまう

会社で普段通りにでけへんなら
仕事変えたらええのに…

俺は
腕の中で
スヤスヤと眠りはじめた
ユリを抱きしめたまま
そんなことを思った
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