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お園さん
第9章 途切れない関係

私はお園さんに夢中だった。

彼女が悦ぶなら何度でも。あり余る性欲は2度や3度ではへこたれない。

6月末、来週から期末試験という日曜日、朝から夕方まで、なんと9回も交わったが、私は亀頭が赤くなり、彼女も割れ目がひりひりとして、「もう、ダメ……」となったが、それは一時のこと。

夏休みに入ると、私は「部活の合宿」と親にウソをついて、お園さんと伊豆の下田に行った。

ホテルは勿論、満室。ビーチは人、人、人。圧倒されてしまい、お園さんの「ねえ、お部屋でのんびりしましょう」の一言で、泳ぎもせずに引き揚げたが、部屋に戻れば、のんびりなんかしない。元々、下田に行ったのは、気分を変えてセックスしようと思っていたから、キスして抱き合って、そのままセックス。

二泊三日、ご飯を食べに行く時と部屋の掃除で外に出なければいけない時以外は裸、ベッドでセックス、セックス。

今、考えてみれば、よく体が壊れなかったもの思うほどに、互いに体を離さなかった。

だから、高校時代は勿論、大学時代もお園さん一筋。
但し、呼び方は、「飯田さん」ではなく、「園子さん」に変わっていた。まあ、年を重ね、親しさ度合いも、私も大人になったというのは、これくらいしかないが。
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