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第5章 初めてのセックス

　むぎゅむぎゅと、ペニスを絞り込んでは解放し、痺れるような恍惚を注ぎ込む、由美の胎内の感触を味わいながら、和義は、少しずつ絶頂を迎え始めた。
　由美の膣洞は、たっぷりと密に満たされており、それでいた豊潤なぬめりを感じさせる。その上で、妙にざらざらとしているのだ。そのざらつきが、ペニスを包み込み、形容しがたい、快楽を発生させていく。とにかく、この気持ちよさは段違いであった。
　和義は、ペニスの根元までずっぽりと蜜壺に挿入すると、そこでしばし動きを止めた。由美の胎内を存分に味わっていたかったのである。そして、再び動き始める。ヒクつく牝小径は相変わらず拍動するように波打っている。その感覚がとても心地いい。また、ペニスをいやらしく締め付けるのである。
「あぁん、和君、気持ちいいよぉ」
　由美が身体をくねらせながら、甘い声を上げる。
　その声を聞きながら、和義も反応を見せる。
「お、俺も気持ちいい。おかしくなりそうだ。もっと挿れたり、出したりしてもいいか？」
「うん、もっと挿れたり、出したりしてぇ、そうすれば、気持ちよくなれるからぁ」
「おおおぉ、ゆ、由美ぃ、好きだぁ」
　心の叫びを声に出して告げる和義。由美も笑顔を取り戻し、その声に頷く。
　和義は、奥歯を噛みしめて、腰をしゃくり始めた。
　ぎこちない動作であったが、彼は少しずつセックスに慣れ始めている。どこをどう動かせば気持ちよくなれるの、何となく自覚し始めた。その結果、亀頭部分を膣壁に擦り付けると、気持ちよくなれる事実に気づく。亀頭に神経を集中させ、抽送を続けていく。
　由美のヌルヌルした秘所は、無数の粒々が存在しており、それがびっしりと張りつめている。その関係からか、ペニスに独特の刺激を与え、気持ちよくさせてくれるのである。亀頭を擦り立て、火花が散るような電流が陰茎に走る。
　まるで数の子のようであると、和義は感じていた。