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中西教授の独白「忘れ得ぬ女たち」
第4章 好き者、佳山嘉子さん
3人目は何といったらいいか、まあ「好き者」かな。これは凄かった。顔もいいけど、ねっとりした唇、じわじわ締め付ける膣、セックスするために生まれてきたような女でした。
佳山(かやま)嘉子(よしこ)って名前です。ある書店の後妻で、年は42だったと思います。亭主は糖尿病で、セックスは全くダメ。「中西さん、助けてよ」って頼まれまして、どうしようかと迷っていると、「京女ですよ」って、女房を売り込む旦那ってありですか?
まあ、「OK」って返事をした私ですから、そんなことは言えません。
それで、亭主公認のセックスパートナーになりました。当時、私は助手になったばかり、30歳で、金がありませんから、これはラッキーだと思いました。
茜さんとは違い、嘉子さんは化粧が濃く、体は細いけれど、くびれた腰とは不釣合い、おっぱいもお尻も大きく、陰毛は濃い。AVでも熟女シリーズなら、間違いなくトップスターですよ。書店のオヤジの顔を考えたら、どうして後妻に来たんだろうって、分らないものですよ、女って奴は。
初めてセックスした時、いやあ、思い出すなあ・・ワンピースの裾を持ち上げると、見えてきたもはピンクのパンティ、クロッチ部分が色が違ってた。触ったらぐっしょりと濡れてる。
「あかん、あかんよ……」
普段は標準語なのに、こういう時は京都弁。でも、ははは、いいんですよ、京都弁が。
ほら、なんて言うか、そう、弱い女が助けを求めているようで、思いっきり苛めたくなる、あれですよ。「化粧が濃いよなあ」って思っていたのに、京都弁を聞いたとたんに、「あ、本当に可愛くて、いい女だ」って錯覚してしまいます。