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宮島 洋平の休日
第11章 金子 望
俺は喧嘩をしたことがない。
だが、何とか祐司の協力もあり、男達を蹴散らす事が出来た。
普段から、体を作るために色々武道なんかもかじっといてよかった。
殴られたおかげで、口の中が切れてる。
「痛た…」
「おぅ、洋平。やるな…」
祐司も俺の横で、痛そうに座っている。
望は泣きながら二人に抱きついた。
「二人とも…ありがとう」
「痛て…望…とどめ…」
「ぐあ~、殺られた~」
「ちょっとぉ~」
ふざけあっていると後から、ため息が聞こえた。