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宮島 洋平の休日
第3章 洋介

朝、日課である筋トレで汗を流し体躯のチェックのあとシャワーを浴びる。

タオルで頭を拭きながら、部屋へ戻る途中、姉の部屋から腕が伸び拉致られた。

「のわっっ」

バランスを崩し、勢いよく何かに覆い被さる。

咄嗟に其を見ると、痛そうにしている姉だった。

「おわっっ」

慌てて身体をずらす。

ククク

後ろから笑い声が聞こえる。
そちらを見ると、兄がドアを背に立っていた。

「いたた」

「ぷっ大丈夫か?」

起き上がった姉に手を伸ばし、引っ張り起こす。

「さぁ、昨日の続きだ。」

「えー、またやるの?」

不満の抗議をしてみるが、もちろん却下される。

どうやら二人は、先に話し合っていたらしい。

迷惑な…

後から聞いた話し、姉は修一さんとの事情の不満を俺で解消。
兄は、あの余韻を残したまま彼女を抱くと、いつも以上に興奮するらしい。

二人の利害が一致した。

俺は?

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