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宮島 洋平の休日
第7章 望
「はぁ…」

食後にボケーっと頬杖をつき、窓の外を眺めていた。

校庭が見えるその場所は、俺の席だ。

外では、生徒たちが、サッカーやバレーなどして遊んでいる。

あれから、半年。

もうすぐ、中学3年になる。
受験生なのだが、解放されるのか…。

悩みは尽きない。

「お前さぁ…」

親友の祐司が、前の席で反対に座り、向かい合う。

「最近、女子の間で噂されてるぞ?」

ビクっとなって祐司に目を向ける。
まさか、バレてんじゃ…

「最近、色っぽいって」

ぶはっ

「何だよ、それ。女じゃ有るまいし」

思わず吹き出した。

「いや、俺もそう思う。」

「…やだー」

祐司をからかうように、自分の体を抱きしめる。

「はぁ…でも、最近告られるの多いじゃん。」

冗談はあえなく却下された。

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