この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
宮島 洋平の休日
第7章 望
そして、日曜日。
いつものでかいマンションにやって来た。
「こんちゃー。」
慣れた挨拶で兄と共に部屋へ入る。
「…………え?」
「え?宮島くん…?」
え?え?え?
プチパニックである。
なんと、金子望が居たのだ。
「いやいやいや…いやいやいや」
頭を振りながら後ずさる。
アイツ、ここで何するか分かってんの?
「あ…兄貴…。俺、今日は帰るわ。」
振り向いた俺の背中に何かがくっついた。
「やだー、洋平くん。今日は私の番じゃん!」
紫さ~ん!ちょっと、黙って!