この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第11章 川の字
風呂上りの浴衣に着替えてキッチンに顔を出すと、すでに香織が来ている。
二人で談笑しながら調理をしているようだ。
「香織、よく来たな。今日はお前が主役なんだから
座って待っていればいいんだぞ」
『えへっ、いまお姉ちゃんに料理を教わっているんだ。
得意料理が肉じゃが ってあんまし威張れないじゃん』
『そうよねぇ~ もっともその前のカレーよりは進歩したんでしょ?』
『あ―――、なにその言い方!まるで私が料理できないみたいじゃん』
女が二人集まると、話は尽きないようだった。

テーブルの上に豪華な料理が並ぶ。
オマールエビの姿蒸し、平目のカルパッチョ、子羊のローストetc etc。
「今日は香織が主役だから上座に座ってくれ。
俺と七菜は、下座でお酌係だ。どーぞこちらへ」
省吾と七菜が、テーブルの一方に座り、対面に香織が一人で座る。
「さぁみんな揃ったところで乾杯しようか。
それでは香織さんの大口の商談成立を祝って、かんぱーーい!!」
香織もようやく会社に貢献できたことで、うれしさがこみあげてくる。

省吾が今日の日のためにと、特別に高価なワインを開けてくれたのも
感動モノ、メッチャ美味しい赤ワインだった。
省吾がサーブしてくれたこともあって、つい杯を重ねてしまう。
そのうち酔いが回っていらぬことを言い出す。
『お姉ちゃん聞いてよぉー、私ね、肝心な商談成立の場面って覚えてないの。
気がついたら話がまとまっていて
しかも納品価格は、こっちの言い値でいいっていうのよ。
なんか裏があると思わな~い?』
「そんなことはないさ。きっと院長先生が香織を気に入って
信頼してくれたからなんじゃないのかな?」
そのとき、省吾の腕を強く掴んで、七菜がキツイ目を向けてくる。
/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ