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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第11章 川の字

風呂上りの浴衣に着替えてキッチンに顔を出すと、すでに香織が来ている。
二人で談笑しながら調理をしているようだ。
「香織、よく来たな。今日はお前が主役なんだから
座って待っていればいいんだぞ」
『えへっ、いまお姉ちゃんに料理を教わっているんだ。
得意料理が肉じゃが ってあんまし威張れないじゃん』
『そうよねぇ~ もっともその前のカレーよりは進歩したんでしょ?』
『あ―――、なにその言い方!まるで私が料理できないみたいじゃん』
女が二人集まると、話は尽きないようだった。
テーブルの上に豪華な料理が並ぶ。
オマールエビの姿蒸し、平目のカルパッチョ、子羊のローストetc etc。
「今日は香織が主役だから上座に座ってくれ。
俺と七菜は、下座でお酌係だ。どーぞこちらへ」
省吾と七菜が、テーブルの一方に座り、対面に香織が一人で座る。
「さぁみんな揃ったところで乾杯しようか。
それでは香織さんの大口の商談成立を祝って、かんぱーーい!!」
香織もようやく会社に貢献できたことで、うれしさがこみあげてくる。
省吾が今日の日のためにと、特別に高価なワインを開けてくれたのも
感動モノ、メッチャ美味しい赤ワインだった。
省吾がサーブしてくれたこともあって、つい杯を重ねてしまう。
そのうち酔いが回っていらぬことを言い出す。
『お姉ちゃん聞いてよぉー、私ね、肝心な商談成立の場面って覚えてないの。
気がついたら話がまとまっていて
しかも納品価格は、こっちの言い値でいいっていうのよ。
なんか裏があると思わな~い?』
「そんなことはないさ。きっと院長先生が香織を気に入って
信頼してくれたからなんじゃないのかな?」
そのとき、省吾の腕を強く掴んで、七菜がキツイ目を向けてくる。
二人で談笑しながら調理をしているようだ。
「香織、よく来たな。今日はお前が主役なんだから
座って待っていればいいんだぞ」
『えへっ、いまお姉ちゃんに料理を教わっているんだ。
得意料理が肉じゃが ってあんまし威張れないじゃん』
『そうよねぇ~ もっともその前のカレーよりは進歩したんでしょ?』
『あ―――、なにその言い方!まるで私が料理できないみたいじゃん』
女が二人集まると、話は尽きないようだった。
テーブルの上に豪華な料理が並ぶ。
オマールエビの姿蒸し、平目のカルパッチョ、子羊のローストetc etc。
「今日は香織が主役だから上座に座ってくれ。
俺と七菜は、下座でお酌係だ。どーぞこちらへ」
省吾と七菜が、テーブルの一方に座り、対面に香織が一人で座る。
「さぁみんな揃ったところで乾杯しようか。
それでは香織さんの大口の商談成立を祝って、かんぱーーい!!」
香織もようやく会社に貢献できたことで、うれしさがこみあげてくる。
省吾が今日の日のためにと、特別に高価なワインを開けてくれたのも
感動モノ、メッチャ美味しい赤ワインだった。
省吾がサーブしてくれたこともあって、つい杯を重ねてしまう。
そのうち酔いが回っていらぬことを言い出す。
『お姉ちゃん聞いてよぉー、私ね、肝心な商談成立の場面って覚えてないの。
気がついたら話がまとまっていて
しかも納品価格は、こっちの言い値でいいっていうのよ。
なんか裏があると思わな~い?』
「そんなことはないさ。きっと院長先生が香織を気に入って
信頼してくれたからなんじゃないのかな?」
そのとき、省吾の腕を強く掴んで、七菜がキツイ目を向けてくる。

