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新・すべての生き物に愛を求めて
第4章 森の主
最後の方はボソボソと尻つぼみになっていって聞き取りづらかったが、ちゃんと聞こえている。
「わざと言ったんです。
私だけドキドキしていたのでは悔しいですから。」
ニコリと微笑むと、少し耳を紅くさせてプイッと顔を背けた。
「早ようせい!
大体、妾はどうしたらよいのじゃ!」
「これはこれは失礼致しました。
では、こちらにお掛けください。」
執事のように左手を腹前に添え、右手で草原を指し示した。
そこにはいつの間にか現れた見たことのない器材が揃えられており、フレイアを圧倒させる。
それは地球で言うところの美容室にある椅子や洗髪台。
一つ一つが魔法で動くため、配線や配管もない器材が草の上に置かれている様は、開放感に溢れていて気持ちを大きくさせる効果が期待できそうだ。
やはり、いくらフェロモンやチャームでの心理操作が可能といえども、なるべくなら心から納得して私を受け入れてもらいたい。
だから今もヘッドスパなんて回りくどいことをして、彼女の心の内に入ろうと試みる。
頭を触らせると言うのは癒しや安らぎもありますが、服従の精神を宿す力が有りますからね。
これで心を開いてくれれば良いのですが…。
「わざと言ったんです。
私だけドキドキしていたのでは悔しいですから。」
ニコリと微笑むと、少し耳を紅くさせてプイッと顔を背けた。
「早ようせい!
大体、妾はどうしたらよいのじゃ!」
「これはこれは失礼致しました。
では、こちらにお掛けください。」
執事のように左手を腹前に添え、右手で草原を指し示した。
そこにはいつの間にか現れた見たことのない器材が揃えられており、フレイアを圧倒させる。
それは地球で言うところの美容室にある椅子や洗髪台。
一つ一つが魔法で動くため、配線や配管もない器材が草の上に置かれている様は、開放感に溢れていて気持ちを大きくさせる効果が期待できそうだ。
やはり、いくらフェロモンやチャームでの心理操作が可能といえども、なるべくなら心から納得して私を受け入れてもらいたい。
だから今もヘッドスパなんて回りくどいことをして、彼女の心の内に入ろうと試みる。
頭を触らせると言うのは癒しや安らぎもありますが、服従の精神を宿す力が有りますからね。
これで心を開いてくれれば良いのですが…。