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アブノーマルごっこ
第14章 嫉妬夫とバーベキュー
耳たぶをキツく噛みながら、荒い呼吸の中で囁いた。
「ヌルヌルに濡れてるじゃない」

首を横に振りたかったけれど、耳たぶに噛みつかれて体に力が入らなかった。
主人は私がそれに弱いことはよく知っているのだ…。

「どんどん溢れてくるよ…カナコ…喜んでる?」

この異常事態に、涙が零れた。
その涙をベロンと舌で舐め上げると、穏やかな口調で小笠原さんに指示を出した。

「小笠原は、カナコのアナル舐めてよ」

懸命に首を振る。

「ほら、スカート脱ごう?」

首を振り続ける。

「パンツも脱がないと」

首を振りながら涙を流す私のことが、見えていないのだろうか…

「こっちの方がいいってこと?」

スカートの後ろをたくし上げられ、小笠原さんをそこに呼んだ。

小笠原さんは下着を横にずらして、主人の言うままにお尻を舐め始めた。

「カナコ?俺の目を見て…そらさないで…」

主人の目を見ながら、今日初めて会った人にお尻を舐められている状況に、頭がおかしくなりそうだった。

「どうしたの?唇が震えてる…気持ちいい?」

どんなに首を振っても主人は許してくれなかった。
またきつく耳たぶを噛まれて、Tシャツを捲りあげて胸をあらわにされると…

甘い声が漏れるのを我慢することができなかった。
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