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恋に落ちる時
第1章 フットサルの彼 -1-
「本当にそう思ったんです。モテそう。」
「モテないよ、てか口説いたりするの苦手かも。」
「えー、意外です。」
「舞ちゃんだったらどうするの?この人いいなぁって思ったとき。」
「うーん…今度、ごはんでもどうですか?って誘うかも知れないです。でも実際、高校以来、彼以外の人と二人で、出掛けたことないから、私のは参考にならないですね。」
「あ、彼氏いるんだ?」
「あ…もう元カレですね。…最近別れたんです。」
「…そっか。」
並んで階段を歩く。
「わざわざ上まで送ってもらっちゃってありがとうございました。」
「ん、気を付けて帰ってな。」
「はい、またフットサルでよろしくお願いします。おやすみなさい。」
背を向けて歩き始めた時、
「あのさ、、、」
後ろから呼び止められた。
「はい?」
「…好きな食べ物何?」
「え??…焼き肉?」
「───今度、ごはんでもどうですか?美味しい焼き肉、食べ行こうよ。」
なんで突然?そう思った後に、さっきまでの会話を思い出して、彼の言葉の意味を理解する。
同時に胸がキュンと高鳴って、体温が上がるのを感じた。
さっきまで、あんなに余裕そうに見えてた彼は少し照れ臭そうで───あぁ、私、きっとこの人に恋に落ちる。その時、そんな予感がしたんだ。
「モテないよ、てか口説いたりするの苦手かも。」
「えー、意外です。」
「舞ちゃんだったらどうするの?この人いいなぁって思ったとき。」
「うーん…今度、ごはんでもどうですか?って誘うかも知れないです。でも実際、高校以来、彼以外の人と二人で、出掛けたことないから、私のは参考にならないですね。」
「あ、彼氏いるんだ?」
「あ…もう元カレですね。…最近別れたんです。」
「…そっか。」
並んで階段を歩く。
「わざわざ上まで送ってもらっちゃってありがとうございました。」
「ん、気を付けて帰ってな。」
「はい、またフットサルでよろしくお願いします。おやすみなさい。」
背を向けて歩き始めた時、
「あのさ、、、」
後ろから呼び止められた。
「はい?」
「…好きな食べ物何?」
「え??…焼き肉?」
「───今度、ごはんでもどうですか?美味しい焼き肉、食べ行こうよ。」
なんで突然?そう思った後に、さっきまでの会話を思い出して、彼の言葉の意味を理解する。
同時に胸がキュンと高鳴って、体温が上がるのを感じた。
さっきまで、あんなに余裕そうに見えてた彼は少し照れ臭そうで───あぁ、私、きっとこの人に恋に落ちる。その時、そんな予感がしたんだ。