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恋に落ちる時
第3章 フットサルの彼 -3-
直人「…会えて良かった。」

「会うのは久しぶりだね。」

直人「どっか入るか。飯食べた?」

「大丈夫、外で話そう?」

直人「わかった。ちょっと待ってて、そこで飲み物買ってくるわ。舞はココアにする?」

「うん、ありがとう。」

─私の好きな物も全部わかってる。

手に温かいドリンクを握りしめてブリックスクエアの方へ移動すると、端の方に空いているベンチを見つけて並んで腰を降ろした。

直人「─ごめん。俺が悪かった。」

「…もう、電話でも散々謝ったじゃん。いいよ。」

あぁーやだな。その話題は、すぐに涙腺が緩んでしまう。

直人「良くない──別れたくない。」

「………。」

直人「もう絶対にしない。」

「…別れる気持ちは、変わらない。それでもいいなら会うって伝えてたよね?」

直人「舞、俺が悪かった。気持ちが変わった事なんてない─舞だけがずっと好き。最低のことしたけど…別れたくない。舞がいないなんて無理。どうしたら、許してくれる?」
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